プロフィール

私は過去に何度も挑戦しては挫折した３つのことに悔いが残っている。プログラミング、外国語、小説（物語）だ。私はこの３つのことに憧れ、費やした時間と費用は計り知れない。挫折の原因は結果だけを求めたから。成果より打ちこんだ実感が大切だと分かった。

還暦を過ぎた頃から「このまま人生を終わりたくない！」という思いが強くなってきた。70歳を過ぎた今では、毎日焦る気持ちで過ごしている。何かを得るには努力が必要だが、苦しい努力は長続きしない。根気のない私には結果を求めず続けることの方が重要だ。

他人の評価を気にするのは、自己評価が低いからだ。低いのは努力をしている自覚が少ないからでもある。軽視ししている人を見返してやりたいと思うのは、自分の努力の足りなさを誤魔化そうとしているのだ。努力が本物ならば、見返したいなどと思わないだろう。

私は自分と何の関係もない他人の成功に嫉妬してしまう。自分の努力の足りなさを棚に上げて嫉妬してしまうのだ。だとしたら、嫉妬の心をプラスの方向に昇華させれば良いのだが、そう簡単ではない。それでもヤスリで醜い心を平らにするように努力する以外にない

恥ずかしながら、私は70歳になるまで、およそ40年以上の間、英語や中国語などの外国語、プログラミング、更に小説などに挑戦しては断念することを繰り返してきた。勿論何の成果も出ていない。もしかしたら、結果を求めなければ続けられるのかもしれない。

人生は本当に思い通りにならない。少年の頃に思い描いた夢とはかけ離れた生き方をしてきてしまった。ただ、70歳を過ぎても「このままじゃ終われない。こんな人生ではだめだ」という思いはある。中身は変わっても、今でも人生を変えたい夢は抱いているのだ。

私は晩年運だと信じている。全く根拠のない希望だ。70歳を迎えても「いつか大成する」という淡い希望を抱いて生きている。その希望が花開くのは生きている間とは思っていない。何度も生まれ変わって叶うものだと信じている。そう信じるから努力を信じられる。

何の取り柄も魅力のない私はプライドが高い。プライドを傷つけられると怒りを覚える。あからさまな侮辱より何気ない一言に傷つく。しかし、他人から軽く見られるのは自分に原因がある。重く見られるような器ではないからだ。重要視される努力が足りないのだ。

臆病な私は、人から嫌われたくなくて、人の言うこに逆らうことを避けてきた。そういう従順さを善人だと思って自分の弱さを誤魔化してきた。でも、やっぱりそんな生き方は間違っていた。私にも小さな信念はある。小さな信念も守れないようでは善人じゃない。

私は子供の頃から、周りから人格者に見られたいと思ってきた。目立つのは嫌いだったけど、嫌われるのはもっと嫌だった。だから黙っていても、周りから一目置かれるような人間になりたかった。出しゃばらないけど存在感のある人間、そういう人格者に憧れた。